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ドーヴィルへはここから列車にのる。
私自身は行ったことがない。

そういえばクロード・モネはこの駅のホームから絵を描いている。
その頃はまだ蒸気機関車が走っていた。



街行く人々は何かに追われるように足早に去って行く。
仕事の途中なのか、これから目的地まで移動するためだろうか。
空気の冷たさが身をこわばらせるのか、うつ向き加減に前を通り過ぎる。

今日が何日なのか、すぐに浮かんではこなかった。
仕事のこと、それさえも頭をよぎらなかった。

こうしてこの場所に立っていること。
それだけだった。

頭と身体のハードディスクに、この場所の空気が刻みこまれる。
何年か後には、その記憶も引き出せなくなるのかも知れない。

駅から発つ列車のように、この場所から離れる必要があるのは確かだ。


空には、幾筋かの飛行機雲が見えていた。
その日は帰国する何日か前だった気がする。


時間と場所を時折再生する。

午後2時10分 サン・ラザール駅。





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ご訪問ありがとうございます

nachopapaさま

コメントありがとうございます。
不定期ですが今年も続けていきますので
またぜひお立ち寄りください。




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明けましておめでとうございます。
いつも素敵なお写真と素敵なエッセイを拝見させて頂いております。

本年も貴ブログを楽しみにしております。

2017/01/21(Sat) |URL|sulpice [edit]
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