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ブールデル美術館はパリのモンパルナス駅にほど近い一画にある。


彫刻家アントワーヌ・ブールデル。
ロダンと同時代に生きたフランスの彫刻家だ。

その名前を知らない人もいるかもしれないが男が力強く片ひざをつき
弓をひいている「弓を引くヘラクレス」の作者といえば思いうかべる
人も多いだろう。

美術館は作家の住まいとアトリエだった場所に建てられている。
アトリエは奥まった位置の庭に面した場所にあり、ブールデル自身が
制作していた当時のまま残されている。
一見、時代をさかのぼって迷い込んだ雰囲気に包まれる。

雑然としたアトリエには、作家特有の力強い作品とは異なる愁い顔の
女性像も置かれていた。
その少し暗がりの中に安置された作品に何故か心を動かされるのは、
アトリエに満たされた空気感と作品の放つリアリティに起因して
いるからだろうか。


もしモンパルナスへ行った折には、ぜひこの1900年代初期の空間を
訪れてもらいたい。


そこには偉大な彫刻家の強さと優しさが刻まれている。



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