back to TOP

admin |  RSS
▲⭐️R0012641-2

何年も前の話だが、パリのとある有名なホテルにあるレストランに入った。

しばらくして席を立った自分はレストランの入口付近へもどり、サービスの人に化粧室の場所を尋ねた。

案内されたとおり入口斜め前のミラー貼りの通路へ向かったのだが、化粧室らしき場所は見つからなかった。
もう一度もどり再度尋ねたが結果は同じ場所を指し示すばかりだった。

冷静に教えられたミラー貼りの通路にあるミラーに目を凝らすと、ドアノブはないが小さく化粧室の文字がある。
だまし扉のようなそのミラー扉をおもむろに押すと、まさにそこは化粧室だった。

「いかに存在感を消すか」ということだろうか。
考え方が違うといえばそれまでだが、分かりやすさを追求した案内が多い日本では、もしこんな案内しかなかったら文句を言うお客がいるかもしれない。

「どのようにもてなすか」「もとめられる問いにどう応えるか」

そして道は一つではない。




COMMENT FORM
URL:
comment:
password:
Template by :FRAZ