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 【No.46】雪  2014/12/20 (Sat)
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中学のころだったか、雪を見上げて美しいと感じた。

東北で育った自分には冬場になるとそれは当たり前の存在だったのだが、ある日の雪は特別な感情が湧きあがった。

静まりかえった冬の夜、友人宅からの帰り道、ふと立ち止まり街灯を見上げた。
それは羽のように輝く逆光に照らされた無数の雪だった。
吸い込まれそうな暗闇の奥から絶え間なく雪が降りそそぐ。
下降線を追いかけても雪は次から次へと放出され、ただ見惚れるしかなかった。

本当に美しいものに対面したとき、そこには怖さも伴う。
ひととき身動き出来ずにいた自分は、そのあと足早に家路についた記憶がある。




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