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▲⭐️img023

ローライフレックス80mm2.8fをパリで買ったときの印象は
今でも忘れていない。


すでに十数年が経っているが、それまで持っていたローライの
初期モデルとは違う重厚感、カメラとしての存在感を80mm2.8fに
感じた。同時に買ったプリズムファインダーもその武骨なまでの重量と
丸型のデザインに圧倒された。
何かこれまでとは違う写真が撮れるような気分を十分に満たしてくれた
のである。

カメラを買ったバスティーユ近く「オデオンフォト」の対応も良かった。
中古としては高額だったこともあるが、応対してくれた老紳士がとても
親切だった。
こうしたモノを買った時の状況は、印象として記憶に永く残るので重要な
気がする。


その後何年か経ち、顔馴染みだった銀座のカメラ店でカメラを見てもらうと、
ピント部分に多少ズレがあるということで修理をしてもらった。

それからは箱入り娘のように大切にしすぎているせいか、
実際の撮影になるとなかなか出番がない。やはりその重さに
躊躇していることも本音としてある。

だが「飾る」だけでは、このカメラの魅力は引き出せない。
カメラに付随するプラナー80mmは、被写体を包み込むような表現と
標準に近い画角の素晴らしい固定レンズだ。


静かに佇んでいるこのカメラを見ていると、もっとこのカメラの価値を
引き上げなくてはと感じているこの頃である。





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