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FET ILYA


Bonjour Monsieur


あなたがいた頃のパリとは
随分と街も変わりました。
たぶん今のパリを見たら、
そのきれいに様変わりした風景に
驚かれると思います。


あなたが作品に描かれた広告ポスターが集まった壁面も、
今では殆どその姿を見なくなりました。
パリらしさが少なくなるというのはとても残念です。


先日、小雨のマレ地区を歩いていた際に
懐かしいポスターの壁面を見つけました。

ふとあなたのことが思い浮かび、
写真を撮りました。

ポスターもあなたが描いた頃とは変わっていることでしょう。
ただどんな時代であっても広告は時代の鏡のような、
そんな気がします。

あなたの描いた広告の文字が、絵柄が、見て描いた時代の温度が
絵を通して今も語りかけてくれます。
移り変わるもの、消え去るもの、それら全ては
ひとの姿やこころと同じなのだということかもしれません。


作家人生の大半をパリで過ごしたあなたが、
たとえ短くともその燃える魂をパリに捧げたことを、
100年後に生きている私は誇らしく想っています。




※ 佐伯祐三、画家。
1928年、30歳にしてパリでこの世を去る。





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