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1656年から1659年にかけて現在のパリ マレ地区に
ひとつの建物が建てられた。

Hôtel Salé(オテル・サレ)。
塩の館と呼ばれるその建物はいまピカソ美術館として
公開されている。

展示室の最上階にある窓から外の景色を見つめると、
そこにはこの建物が建てられた当時の空気感が感じられる。

外の景色といっても
1659年当時の景色がここから見えるはずもないが、
この窓から射し込む光と、外に見える街の空気感は
360年前の何かを伝えてくれる気がした。

その時代とリンクするのは
パリから北東へ470kmに位置するデルフトで
絵画を描いていた画家フェルメールだ。

ヨハネス・フェルメールが生きたとされるのは
1632年から1675年。
まさにこの建物が建てられた時代に
数少ないフェルメール絵画が制作されている。

同じヨーロッパであっても場所が違う、
偶然同時代に存在しただけだ。
という見方もあるだろう。


ただ自分には
この窓から射し込む光が不思議と
フェルメールの描いた光と共通した何かを
感じずにはいられなかった。


もしこの場所でフェルメールが絵を描いていたら、
また違う作品が生まれていたかもしれない。
そんなありえない想像も浮かんだ。





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