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th_IMG_4787.jpg

この写真を撮ったのはいつ頃だったろうか。
確か20年くらい前だったと思う。

6×6フォーマットカメラにブローニーのモノクロフイルム、
当時は左側のポケットに未撮影のフイルム、
右側のポケットに撮影済みのフイルムをいれて、
カメラバッグの重さにもめげず街を歩きまわっていた。

12枚を区切りに、路地裏や日陰でひと息つく。
このフイルム交換作業は一見地味で面倒なようだが、
自分にとっては大切な儀式のような気がしていたのを覚えている。

デジタルの今になってもフイルムこそ使う機会は減ったが、
それほど状況は変わっていない。


話を写真にもどすと、
この左岸にあったレストランの店名表示を撮ったのは、
確か明け方から歩きまわって
かなり疲れていた時間だったと思う。

ガラスに反射した背景と浮き上がる店名。
今ではプリンターで出力したシート文字をよく使うが、
当然ながらこの文字は職人による手描き文字だ。


タイポグラフィは書体とレイアウトが
その創られた時代によって息づいている。

飲食店も様変わりするので、撮影当時のこの文字は
もう残っていないかもしれないが、
そのとき感じた何とも言えない文字の美しさに、
しばらくその場で見惚れていたことだけは今も記憶している。




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こんにちは

Yさま

美しい文字は、その伝えられるイメージに大きく影響します。
表現としての文字には奥深いものを感じますね。
コメントありがとうございました。






文字のデザインはともとより、配置次第でオシャレに見えたり。
とても難しくてセンスが問われる作業ですね。
以前、文字のデザインを勉強していました。PCの時代になったし今は関係ない仕事してますが><

2018/07/10(Tue) |URL|sulpice [edit]
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