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左右対称(シンメトリー)という魔力ともいえるバランスに
私たちはどれだけ翻弄されてきたのだろうか。

私たちを取り巻く自然界に左右対称のものなどあるだろうか。
一見対称的に見えるものも、正確には対称でないことが多い。

人は皆、左右対称に憧れ、そこから安定感を得ようとする。

しかし一方で不均衡であるが故に、それを修復しようとして
努力し何らかの力を発揮することもある。


5対5というバランスでなくていい。
それらが調和のとれた力で、全体のバランスがとれるなら
4対6や3対7でもいい。
ただどうしても不安と誘惑がつきまとい5対5に終着する。
そんな悩みに私たちは常に直面している。


左右対称の典型例は公共の建物だろう。
中でも宗教関連の建物は、そこに確固たる威厳や神聖な安堵感を求める
理由から殆どの建物がシンメトリーに設計されている。



美術作品でも左右対称のものを数多く見ることができるが、
意図して全てを対称にしていないことがある。


そこには「人が創るものの世界」から、
「創ることのできない自然の世界」へ到達する
入口があるような気がする。





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こんばんは

Yさま

シンメトリー顔は理想的なのでしょうね。
赤ちゃんのときはほとんど左右対称の顔も
長年の生活環境で非対称に変化するようですね。
ただホクロなども含めて、そのひとらしさが
出たほうが魅力的な気がしますが・・・。





美人も左右対称だと言われていますね。
人の顔って大抵、右左違っているのでやはりここでも安定の美しを求めるのかな~(笑)やっかみでしょうが、少し違う方が見ていて飽きないのでは?な~~んて思います(笑)

2018/06/15(Fri) |URL|sulpice [edit]

コメントありがとうございます

toshiさま

ブログについて別の角度から解説いただき
ありがとうございました。
いつの日も自然が創る造形には驚くべきものを
感じます。確かに直線を選択することで
自然界にはないものを創作できますが
それだけでは造形的に勝るとは言えません。
超えることは難しくとも、並ぶことが
私たちの目標なのかも知れませんね。






『自然は曲線を創り、人は直線を創る』

湯川秀樹のエッセイで『自然は曲線を創り、人は直線を創る』という一説を思い出しました。
『草木の枝の一本一本、葉の一枚一枚に至るまで、無数の線や面が錯綜しているが、その中にひとつとして、まっすぐな線や完全に平らな面は無い。これに反して田園は直線をもって区画されその間にある民家の屋根、壁など全てが直線と平面を基調とした図形である』とありますその極限の一つが「シンメトリー」なのかな?と思ったりして…
このエッセイの締めくくりに湯川博士は
『更に奥に進めば直線的でない自然の神髄に触れるのではないか』と締めくくっています
結局突き進めば「創ることのできない自然の世界」に還るという事なんでしょうかね?
ということはsulpiceのおっしゃることがぼんやりと判るような気がします(難しく考えすぎたかな?)

2018/06/17(Sun) |URL|sulpice [edit]
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