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過去に「旅芸人の記録」という4時間あまりの映画を
岩波ホールで観た。

1930年代から50年代のギリシャ戦時下を舞台にした旅芸人一座の物語だ。
上映時間が長かったため、映画では珍しく途中で休憩時間があった。

長いセリフと固定されたカメラアングルが印象的で、ギリシャの近代史を
重厚に語る映画だった。

「旅芸人」という存在に惹かれるのは、時代に寄り添いながら、
旅を続けては支え合って生きる人々を想像するからだろうか。



この映画を思い浮かべたのは、テレビから流れたクラシックの1曲からだった。
ショスタコーヴィチのジャズ組曲第2番 第6曲 第2ワルツ。
サーカスや大道芸を表現する際にこれほど雰囲気のあう曲はないかもしれない。
土ぼこりの道を進む旅芸人の悲哀と強さを感じさせる曲だ。


ショスタコーヴィチはロシアの作曲家だが、自ら戦争という狭間に生きた苦悩が
あったからこそ、こうした美しい作品を残せたのかも知れない。


移り行く3月。年度末の忙しい日々が行き過ぎる。





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