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ポルト・ド・ヴァンセンヌの駅から地上にでると、
道が続く向こう側に2本の柱※が見える。

あの先はナシオン広場だ。
遠い昔、自分が立っている場所はパリではなく、
あの場所から向こう側がパリだった。
さらに昔はバスチーユ辺りからがパリだったという。


私たちが思っている以上に小さな都市だったパリ。

だが、その宝石のような都市に
ヨーロッパの他の国々、別の大陸からも夢を追いかけ人々が集まった。

そして在るものはパリという舟で帆をたなびかせ、
在るものは静かに舟を去っていった。

「たゆたえど沈まず」

パリの市民憲章にもなっているその言葉こそ、
この地の志そのものが表されている。


ひとは皆、限られたいのちを生きるしかない。
そして残るものへ、何かを伝え去っていく。

パリは私たちに何を教えているのだろうか。


見つめる先には、
シンボルとなった塔が微かに映る。


それは求めるもの、全てを受けいれるように。






※1785年建立。この場所でルイ14世が王妃を迎えたことから
「王座の円柱」と呼ばれた。2本の円柱の上には歴代王「サン・ルイ」、
「フィリップ・オーギュスト」の像が置かれている。


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