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1656年から1659年にかけて現在のパリ マレ地区に
ひとつの建物が建てられた。

Hôtel Salé(オテル・サレ)。
塩の館と呼ばれるその建物はいまピカソ美術館として
公開されている。

展示室の最上階にある窓から外の景色を見つめると、
そこにはこの建物が建てられた当時の空気感が感じられる。

外の景色といっても
1659年当時の景色がここから見えるはずもないが、
この窓から射し込む光と、外に見える街の空気感は
360年前の何かを伝えてくれる気がした。

その時代とリンクするのは
パリから北東へ470kmに位置するデルフトで
絵画を描いていた画家フェルメールだ。

ヨハネス・フェルメールが生きたとされるのは
1632年から1675年。
まさにこの建物が建てられた時代に
数少ないフェルメール絵画が制作されている。

同じヨーロッパであっても場所が違う、
偶然同時代に存在しただけだ。
という見方もあるだろう。


ただ自分には
この窓から射し込む光が不思議と
フェルメールの描いた光と共通した何かを
感じずにはいられなかった。


もしこの場所でフェルメールが絵を描いていたら、
また違う作品が生まれていたかもしれない。
そんなありえない想像も浮かんだ。





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これから何処へ行くの


淡い恋の終わりは
束の間の夢から現実へと連れもどす



橋から見つめる3月のセーヌ
誰もが穏やかな風を感じていた






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フランスで発明され広まった「写真」を固定する技術

カメラは自分が生まれる前からあったが
自分がこの道具に出会ってからも
数十年という月日が経った

思い返すとその間に何台ものカメラと出会い
それぞれに違う想いが残っている

一時期はカメラそのものへの
所有欲にとらわれて入手し
実際にはあまり使わなかったカメラもある


フィルムからデジタルへ移行したことで
カメラも余儀なく変わることになった



ただ不思議なもので
残された写真を見るとその時どんなカメラや
レンズで撮ったのか情景がうかぶのは
フィルムカメラで撮影したものばかりだ

デジタルの便利さは言うまでもないが
一枚の重さを感じるのは
フィルム写真かもしれない


残されたフィルムカメラは未だ手元にあり
いつの日か使われることを夢に見て
眠り続けている




※このブログもNo.200となり
ふと身近なカメラについて記してみました
デジタルは進化の一途をたどっていますが
これから先どんなカメラが登場するのでしょうか
記録や表現の道具として使われるカメラ
例えどんな進化したものが現れても
そこに求められるのは私たちそれぞれの
感性なのかもしれません



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パリに滞在する際は
この近くのホテルを定宿にしていることもあり
自分にとって最も馴染みのある教会が
サン・シュルピス教会だ

完成されたのは1745年だが
災害や戦争で何度か大きな修復を経ている

ふたつの大きな塔がシンボルとなり
遠方からもその位置がよく確認できる
大きさではパリでノートルダム大聖堂に続き
二番目に大きな教会だ


今更ながらこのブログを始める際に
ふと思いついたのがこの教会名で
そこからAuthor名をいただいた

もう何年も前の話だが
パリでタクシーを利用した際に
何度言ってもこの「サン・シュルピス」という
名前が通じなかった
発音では「サン・スルピス」という発音に近く
単語ひとつで言語の難しさを知らされた経験がある


滞在中は何度もこの建物の前を通るので
あらためて撮影することは少なかったが
先日の滞在で夕暮れ時が印象的だったのを撮影した


3月 日曜の午前
ホテルに差し込む光に教会の鐘の音が響く





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