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ポンピドゥーセンターに隣接した目立たない場所に小さな建物がある。
そしてそこには、ひとりの彫刻家がかつて使っていたアトリエが
再現されている。

彫刻家 コンスタンティン・ブランクーシ。
ルーマニア出身の20世紀を生きた彫刻家だ。

一切の虚飾を捨て去り、一体のフォルムに凝縮させた彫刻。
その研ぎ澄まされた感覚で刻まれた抽象作品は、
私たちに多くのメッセージを投げかけてくれる。


若き日の彼はロダン工房に一旦身をおくものの
「大樹の陰では何も育たない」という考えから、
すぐに独自の道を歩むことを選んだ。



ほんとうに現実的なものは、
事物の外から見えるかたちではなく、
そのなかにひそむ本質である。
この真理を出発点とするかぎり、
もはや事実の表面だけを真似ることで
現実を表現することなど、
誰にとっても不可能なことである。

-コンスタンティン・ブランクーシ-



もののなかにひそむ本質。

アトリエに残る数多くの作品には
その答えが散りばめられている。

そしてそれらの作品が放つ音階は、
いつまでも私たちの中に響き続ける。



※コンスタンティン・ブランクーシ
(Constantin Brâncuşi, 1876年2月19日 - 1957年3月16日)





 【No.177】Odéon  2018/09/21 (Fri)
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夕暮れのパリ オデオン座。

「オデオン座」というのは通称で
名称はOdéon Théâtre de l'Europeという。

1782年に竣工された際にはマリー・アントワネットが訪れ、
当時は「フランス座」と呼ばれていた。


その後、長い歴史の中でこの劇場は何度も名前を変えられた。

ただ駅名でも使われている「オデオン」という名前に
愛着を感じるのは自分だけではないと思う。

オデオンという名前は日本でも各地の劇場で使用され、
映画館として馴染みがあるひとも多いはずだ。



暮れなずむパリの街に、ほのかに灯をともすオデオン座。

やがて新しい時代となり、また新たな名前に変わろうとも、
この灯だけは絶えることがないように祈りたい。





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「お母さん、これテレビで見たことあるよ」
「でももっと大きくて、確かアメリカにあったと思うけど」

「そうだね、でもこっちが本物だよ」
「でかけりゃいいってもんじゃないんだよ」



訪れた親子が、そんな会話をしていたかどうかはわからない。
母親は何か諭すように子どもに話しかけていた。



-パリ リュクサンブール公園でのひとコマ-





※ニューヨークの「自由の女神像」は1886年、アメリカ合衆国の独立100周年を記念して
フランス人の募金によって贈呈された。
そのもととなったのが、フレデリック・オーギュスト・バルトルディ作のこの像である。




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