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あの日の渋谷も雨が降っていました。


送別会の夜、ふたりで交差点を並んで歩きましたね。
どんな話をしたか思い出せませんが、ふたりとも大きな声で
笑っていたのを覚えています。

あれから街も随分と変わりました。


あの頃にはもどれませんが、
過ぎた時間はみな美しく感じます。


あなたの好きだったスティングが
いまラジオから聴こえています。




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土曜日の午後、駅に近い行きつけの店で遅いランチを食べて、
その後スターバックスに駆け込む。


何処でもいいのだけれど、wi-fiが繋がることで
youtubeの音楽が楽しめるからだ。

暫くしてそれにも飽きると、ipadにストックしている曲を聴く。

過去に撮った写真を見直しながら、サイモン&ガーファンクルがイヤホンから流れる。こういう時のコーヒーは少し苦いほうがいい。


店内にいるほとんどの客はパソコンか携帯を凝視している。
時折気になった事柄を検索してみる。
前の検索履歴に思わぬ言葉が出てきて、ひとり苦笑いする。



都会のサナトリウムで習慣ともいえる時間。


ミセス・ロビンソンが聴こえはじめた頃、
窓の外でうっすらと雨が降りはじめた。




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春の気配が感じられるあたたかな日和だった。
浜松町から新橋にかけてゆっくりと歩く。
桜の季節はもうすぐだが、後押しするような陽気で道行く人も穏やかな表情だ。

新橋は再開発で大きくその顔を変貌しつつある。
古いビルが取壊されて、あちこちに空地が目立つ。
街の姿が変わることは必然かもしれないが、そこで長い時間を過ごした経験がある者には寂しさが残るだろう。

新橋駅に着く前に赤煉瓦の高架橋が横たわる。
新橋から日比谷方面に続くこの高架橋ができたのは明治42年から43年にかけてだ。
通称「ガード下」には、かつて飲食店や映画館など繁華街の延長として賑っていた歴史がある。ほとんどの店は安普請でそれがまた庶民派にうけてきたのは日本らしい。

パリでは同様な高架橋を市が買い取り、職人の工房やショップなどにしてうまく活用している「Bastille Viaduct」という場所がある。
海外とは考え方や背景こそ違うが、こうしたパブリックの再開発こそ必要かもしれない。

新橋駅前では「サラリーマン」の名札を付けたおじさん達が今日も仕事帰りの時間を楽しんでいる。明日には自分も名札を付けて仲間入りしようか。



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