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▲⭐️P2093914

2月。擂り鉢状の京の街並に四方の山から冷たい空気が滑り込んでくる。

この時分の京都へは何度か来ているが、今年の京都はとりわけ寒さを感じた。
神社や寺の多い山あいでは一段と冷気が感じられる。


南禅寺へ来たのは随分と久しぶりだった。
威風堂々とした門構えに、はじめて見たときの驚きが甦る。
敷地内へ入り水路閣を目にした時だった。
何かが違って感じられた。
この煉瓦造りの構築物はもっと大きなものではなかったのか。
どうしてそんな風に感じられたのかはわからないが、前に見た時から数十年が経ち、長い時間の中で自分の中に固定されたイメージがテレビや本の知識を吸収することでスケール感に誤差が生じてしまったのかも知れない。

京都には訪れる度に違った感触が湧きあがる不思議さがある。


しばらくして街中へもどると、いつしか冷たい風が細雪に変わり舞いだした。
それはまるで宙を舞う白い虫のようで、京都らしい粋な一幕を観た気がした。




▲⭐️aR0019420

京都、イノダコーヒー。定番といわれる店には、それなりに落ち着ける理由がある。

石積みの外壁に奥まった庭のテーブル席。
清潔感のある赤いチェックのクロスが、優しく時間を包み込む。
白地のカップに描かれたロゴからは親しみとセンスの良さを感じる。

そしてそこにはパソコンや携帯電話のない、在りし日のコーヒー店の姿が残されている。



 【No.10】龍安寺  2014/02/11 (Tue)
▲⭐️aR0016362

冬の京都は幾分観光客も少ないようだが、それでもいくつかの寺や神社には多くの人達が足を運んでいる。

禅寺の龍安寺もそのひとつだ。まわりの庭から隔絶された石庭。冬は背景の無彩色な空と土塀の複雑に変化した自然色、白砂が美しいコントラストを映し出す。

幅22m、奥行10mの庭に15個の石が配置された枯山水。
室町時代の作庭は作者不明だが、それがまたこの庭の全貌を見せない魅力となっている。



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