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百貨店とは何か
それは小さな夢を集めて売る場所

気に入ったものに囲まれた生活を想像させ
人々を現実から夢の世界へと誘う

1852年 パリ セーブル通り24番地に
ヨーロッパで初の百貨店が誕生した
「ル・ボン・マルシェ」である


それまで沢山の店を渡り歩き
買い物をしていた人々にとって
この博覧会のような場所で買い物することは
こころを躍らされたに違いない

当初は大衆相手の販売が目的であったが
時代の流れは高級ブランド品をも
取りこんでいくようになる


167年が経過した今も
その店は敷地や外装こそ変われど
途絶えることなく私たちに夢を売り続けている

「感動と驚きに満ちた特別な場所でありたい 」

そう告知されているル・ボン・マルシェの願い


セーブル通り24番地
それは夢を買いに訪れるべき
価値ある場所かもしれない



※1984年、LVMHグループが百貨店を買収。
1989年、店名はAu Bon Marché から Le Bon Marché に改名されている。






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モンパルナスにある彫刻家が残したアトリエ
それは39年の間 作家夫妻の住まいでもあった
いまは美術館として公開されている

オシップ・ザッキン

1967年 77歳でその幕を閉じた
ロシア出身の彫刻家だ


彼がパリで結婚したのは30歳のとき
近くに住むアルジェリア出身の女性画家との
出会いだった

その際 ふたりの証人になったのは
共にエコール・ド・パリの道を歩み
親交の深かった画家 藤田嗣治である


春 彼の庭には
友を懐しむかのように
桜が咲く

作品が手を掲げる先
仄かな色づきが哀愁を誘って





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1656年から1659年にかけて現在のパリ マレ地区に
ひとつの建物が建てられた。

Hôtel Salé(オテル・サレ)。
塩の館と呼ばれるその建物はいまピカソ美術館として
公開されている。

展示室の最上階にある窓から外の景色を見つめると、
そこにはこの建物が建てられた当時の空気感が感じられる。

外の景色といっても
1659年当時の景色がここから見えるはずもないが、
この窓から射し込む光と、外に見える街の空気感は
360年前の何かを伝えてくれる気がした。

その時代とリンクするのは
パリから北東へ470kmに位置するデルフトで
絵画を描いていた画家フェルメールだ。

ヨハネス・フェルメールが生きたとされるのは
1632年から1675年。
まさにこの建物が建てられた時代に
数少ないフェルメール絵画が制作されている。

同じヨーロッパであっても場所が違う、
偶然同時代に存在しただけだ。
という見方もあるだろう。


ただ自分には
この窓から射し込む光が不思議と
フェルメールの描いた光と共通した何かを
感じずにはいられなかった。


もしこの場所でフェルメールが絵を描いていたら、
また違う作品が生まれていたかもしれない。
そんなありえない想像も浮かんだ。





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これから何処へ行くの


淡い恋の終わりは
束の間の夢から現実へと連れもどす



橋から見つめる3月のセーヌ
誰もが穏やかな風を感じていた






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パリに滞在する際は
この近くのホテルを定宿にしていることもあり
自分にとって最も馴染みのある教会が
サン・シュルピス教会だ

完成されたのは1745年だが
災害や戦争で何度か大きな修復を経ている

ふたつの大きな塔がシンボルとなり
遠方からもその位置がよく確認できる
大きさではパリでノートルダム大聖堂に続き
二番目に大きな教会だ


今更ながらこのブログを始める際に
ふと思いついたのがこの教会名で
そこからAuthor名をいただいた

もう何年も前の話だが
パリでタクシーを利用した際に
何度言ってもこの「サン・シュルピス」という
名前が通じなかった
発音では「サン・スルピス」という発音に近く
単語ひとつで言語の難しさを知らされた経験がある


滞在中は何度もこの建物の前を通るので
あらためて撮影することは少なかったが
先日の滞在で夕暮れ時が印象的だったのを撮影した


3月 日曜の午前
ホテルに差し込む光に教会の鐘の音が響く





 【No.198】君の義務  2019/02/27 (Wed)
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アメデオ・モディリアーニは語った。

「君の義務は自分自身を犠牲にしてしまうことなどではない。
君の本当の義務は君の夢を守ることなのだ。」


どれほどのひとが、夢に希望を抱いているだろうか。
どれほどのひとが、自身の夢に向き合えているだろうか。
それは年齢とともに薄まってはいないか。

どんな些細なことでもいい。
ひとに話すのをためらうような夢でもいい。
もう先が見えていると感じるときでもいい。


夢を守りたい。





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勝つこともあれば負けることもあるのがスポーツ

どちらになっても自分を持っていられるように
やりたいスケートを常に表現し続けられたら


千分の1秒を争うスピードスケート
連勝が途絶えた後
そうコメントした女性アスリート


その清々しさと
表現するひととしての美しさに感動した

彼女のスケートには誰にもまして
「心の美と誇り」がある気がしてならない





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あなたのおもうようにしましょう

みじかいいのちをいきるのだから

あなたのぬくもりをわすれぬよう

ふゆのあさにくちづけをして




 【No.194】Au printemps  2019/02/01 (Fri)
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こころにあいた小さな隙間を

夢中で埋めようとしていた頃

あの日あの頃の自分

風が春に向かって通りすぎた






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それはいつだったろうか

長いソバージュの髪形をして
紺色の服がよく似合っていた

興味のある記事を
本屋で長い時間読んでいた

気に入りの髪どめをして
ときには映画にも行った

側にいるだけで心が和んだ


きみがいない時間は途方もないが
いまは自然を受け入れようと思う
吹く風を待とうと思う

風を吹かせることは出来ないけれど
どんなときに風が吹くかは学んだ気がする


ときおり想いかえす
きみにであったころ




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